2006年01月31日

実力があるのか?

おはようございます。
うまとらです。

うまとらの業務分野であるM&Aは、最近隆盛になってきた市場です。
雨後のタケノコのようにM&A仲介会社の新規参入者がいます。

M&Aの仲介には資格が不要です。

最近、診断士とかコンサル、会計事務所、の人がM&A仲介サービスを
名刺に入れています。
でも、実際に話してみてM&Aの仲介が出来る実力がある人を殆ど
見かけたことがありません。
M&Aの相手探しは、地方、業界等のネットワークが必要です。

M&A仲介業務を名刺にいれたり、ホームページに記載するのは勝手ですが
本当の実力が無いのに対象企業を惑わすのは勘弁して欲しいものです。
しかもそういうところに限って着手金無しとか成功報酬が格安だったりする。

最近はM&Aにかかわらずネットで業者を選択する人が増えていますが、
業者に本当の実力があるのかどうかを見極めるのが非常に困難になって
きていると感じています。
posted by うまとら at 11:48| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月09日

M&Aが活発化してます。

うまとらです。

レコフの統計資料によると、M&Aの件数が過去最高を記録しました。
皆さんM&Aと言うと何を想像しますか?

楽天のTBSへの合併交渉。
ライブドアの買収劇。

などなどが思いつくところでしょうか。

実際の割合を見ると。
合併   4%
買収   40%
営業譲渡 15%
資本提携 30%
出資拡大 10%

になってます。

ここで資本提携と出資拡大はM&Aなのか?と思った方いらっしゃると思います。
M&Aの定義には2種類あるんですよ。

広義狭義
(こんなこと診断士試験には出ないので、診断士受験生は知らなくてもいいですが。)

広義のM&Aとは、会社の経営権の移動のみを伴うM&Aだけでなく、
資本提携といった会社の経営権を伴わない提携等も含みます
一方、狭義のM&Aとは純粋に経営権の移転のみを伴うものを指します。

企業の戦略の一つとして、M&Aが大きなウェートを占めてきたのは間違いないでしょう。
posted by うまとら at 10:15| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月16日

敵対的買収・・・ドラッカーの発言から

おはようございます。
うまとらです。

阪神に対する村上氏のコメントがだんだん辛辣になってきましたね。
阪神ファンの感情はどうでもいいですか・・・・。
まあ、確かに資本をもっているわけではありませんからね。

先日お亡くなりになったドラッカーのHBR掲載の論文から

--------------------------------------------------------------------
敵対的買収が株主の利益になるかどうかは議論のわかれるところである。
しかし、副作用が深刻なことだけは疑いない。
もちろんアメリカの経営者が市場シェア、研究開発、製品、サービス、品質、
イノベーションまで犠牲にして、短期的な利益を優先させる傾向を持つのは、
敵対的買収の恐れだけではない。
しかし、それが大きな理由の一つであることは間違いない。

しかも、敵対的買収は、会社に働く者に対するあからさまな攻撃でもある。
たんなる脅威が、経営陣、さらには会社の担い手たるミドルやスペシャリスト
の士気を阻喪させるのは、そこに、富を創造するという地道な仕事に対する
軽侮や、マネーゲームの優位性の誇示がうかがえるからである。

乗っ取り屋は、経営陣には、株主の求めに答える責任があると言う。たしかに
法はそのように定めている。しかしその法は、大会社や経営陣なるものが
生まれるはるか前の十九世紀に生まれたものである。

(中略)

経営陣は何に対して責任を持つか、何をとおして、どのように責任を果たすかが
問題である。たしかに株主の利益は重要である。しかしそれは、いくつかの重要
のものの一つにすぎない。
誠治や経済の歴史を多少なりとも知っているならば、乗っ取りブームで象徴され
る今日の株主絶対主権は、工業化前の資本主義、十九世紀の主張である。株主
至上論は、一九八八年の大統領選におけるポピュリズム的公約、反ウォールスト
リート的主張にもみられたように、多くの人たちにとって正義感に反する。

しかも、七〇年ほど前にソーンスタイン・ヴェブレンが取得本能と名づけたもの
を勤労本能に優先させてしまったのでは、経済活動は成立し得ない。会社とくに
大会社は、長期的な観点からマネジメントしなければ、株主のための利益どころ
か、いかなる経済活動もあげられない。
社員、製品、工場、プロセス、技術、
市場への投資が多少なりとも実を結ぶには、数年の期間を必要とする。
しかも、今日では、雇用、人生、コミュニティなどあまりに多くのものが大会社
に依存している。といって株主の利益を他の利益に従属させるわけにもいかない。
--------------------------------------------------------------------

会社は株式公開した時点で、パブリックな存在になるとうまとらは考えています。
当然、敵対的買収に対抗する手段を持っておくべきです。
村上氏の考えも十二分に納得させられるところが多いです。
ただし、敵対的買収はその当事者にとって多くの犠牲を強いることになります。
そのことが本当に企業価値創造に繋がるのか疑問が多く残ります。
ファンドは利益責任があり、売り抜けという出口戦略が重要でしょう。
但し、そんな短期的利益を追求する輩に阪神タイガースを左右されたくないという
のがうまとらの「感情」です。
ファンは今回の買収劇に「感情」でしか話が出来ないですが、阪神という企業価値
にとって阪神ファンの「感情」も一つの経営資源なのでは無いでしょうか?
posted by うまとら at 05:17| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

節税対策は企業価値を下げる

おはようございます。
うまとらです。

M&Aの話です。
一般的に中小企業は諸々の節税対策をしています。
明らかにあやしい決算時期が違う子会社がある会社もよく見かけます。

M&A相談の際に中小企業のオーナーに節税対策は逆効果だと言う事を
よく説明します。
節税効果をすると経常利益額が減少することになります。
一般的な企業価値の算定方法は、
時価純資産法+3期分経常利益
です。
節税対策が仇となって安価な価格でしか会社の価値が付かないといった
ことも往々にしてあります。
最近は、金融機関の融資が甘いので借入金を増加させている会社も多い
ですが、これもM&Aにはよくありません。
買手から見ると、買収金額+借入金が投資額となります。
借入金は資本と同じような感覚の中小企業の経営者も多いですが、M&A
にはよくありません。

税理士が節税対策を進言するのは分かりますが、中期計画や事業計画の
コンサルティングをしている中小企業診断士がよくそのことを分かって
おらずM&Aをするのにも関わらず節税対策を進言しているケースも
あり、ここはしっかりと認識いただきたいものです。

posted by うまとら at 11:33| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月14日

東商でM&Aアドバイザー第一人者佐山展生氏の講演があります。

おはようございます。
うまとらです。

10月17日(月) に東商でM&Aアドバイザーとして第一人者の佐山展生氏の
講演があります。無料らしいので、ご興味ある方はどうですか?

東京商工会議所HP
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-5957.html
posted by うまとら at 11:24| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月02日

企業再生等の経営相談について

こんばんは。
うまとらです。

企業再生についてちょっとだけ。
北岡先生に指摘していただいた「廃業に近い状態に陥った原因は
経営者が分かっている」にと言う言葉に感銘を受けました。

毎日相談を受けていますが、経営者の皆さんはその原因は分かっ
ているんでしょうね。但し、そのことをストレートに伝えて
いただくことはあまりありません。

私が日々接している経営者の方々はそれぞれにいろいろな功績
を挙げられてきた方です。
企業再生の多くのケースは、金融機関から持ち込まれることが
多いです。金融機関が匙をなげたり、リスケジュールをしない
経営者にゴウをにやして、我々を紹介するケースが多いです。

M&Aの譲渡側企業の経営者の方に、企業評価や交渉で「これ
ほど悔しい思いをしたことはない」と言われたことがあります。
経営者としてのプライドは、サラリーマンなんかと比べように
ないほど高いと感じることが多いです。
当然、我々の助言なぞ第三者意見に過ぎないんでしょう。

但し、金融機関だけでなく、従業員、取引先、経営者の家族等
のステークホルダーのことを考えると「経営者のプライド」だけ
に付き合っていられないことがあります。

いろいろな経営者の方がおられます。
その中で、再生が出来るのはその事業に熱意を持っておられる方
だけです。M&Aや企業再生で、最後の拠り所になるのは経営者
の信念(企業理念等)だと感じることが多いです。

私は公的診断という立場より、フィーを経営者から頂いており
ません。だからこそ、第三者の観点より助言をしないといけない
場面があると考えております。

確かに第三者の勝手な考えかもしれませんが、その信念が無けれ
ば日々の廃業相談に近い相談を受け続けることなど出来ません。

今日の創業塾で、ベンチャー企業の社長と飲ませていただきまし
た。非常に勉強になる言を頂きました。
その中で心に残ったこととして、
「信頼できる相談者を作ること」
「感謝の念を持つこと」
といったものがありました。
今でも、ある方の指導に感謝しているとの言を頂きました。

非常に勉強になりました。自分自身を振り返って、単純な相談を
受け付けるのではなく、どれだけ経営者に近づいて経営相談を
乗ることが出来るのかを研鑽していきたいと思います。
否定するだけでなく、次善策や様々な選択肢をもっていきたいと
思います。
posted by うまとら at 01:14| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月01日

企業再生の現場から

こんにちは。
うまとらです。

企業再生についての第2回目です。
企業再生をするにあたって、企業側からするとまず最初に相談を実施する必要があります。

この相談に出かけるという動作が一つのポイントです。

企業のオーナー(社長)は非常にプライドがあります。
今までやってきた事業や仕事に誇りを持っている方々がほとんどです。
逆にそういう方で無いと、事業の発展は困難です。

そういった方々が再生や破綻と言った後ろ向きな作業、若しかすると「経営者責任」を
問われる可能性のある企業再生に一歩踏み出すのは非常に勇気のいることです。

大抵の場合は

・もうどうしようもない状態になってから相談に来る。
・銀行(メインバンク)に最後通知を受けて渋々相談に来る。

といったケースとなります。

但し、後述しますが企業再生といった内容はどんな会社でも出来るものではありません。
費用と時間が必要となります。

2ヵ月後に資金ショートする段階では企業再生の案件にならないのです。

だから早く相談に行って欲しいのです。
下記の公的機関で相談を受付けています。(東京地区)

・再生支援協議会(東京商工会議所内)
・東京都中小企業振興公社(リバイバルプラン)
・日本政策投資銀行


●具体的対応方法

債務者レベルに応じて対応する
債務者レベルとは金融機関の債務者区分であり、金融機関によって異なる場合もある。

債務者状態
@要注意(要管理)レベル

 ・銀行対応 格上げ努力
 ・企業再生可能性
  ⇒ 再生OK ⇒  再生計画作成、金融団とりまとめ

A破綻懸念以下レベル

 ・銀行対応 競売等による回収(破綻)、未回収部分は償却(倒産等)
  ⇒ 破綻のため企業再生NG ⇒ 企業再生対象外

 ・銀行対応 法的再生(民事再生)
  ⇒ 一般的には破綻と言われるが再生 ⇒ 企業再生殆ど対象外

 ・銀行対応 私的整理(再生)
  ⇒ 再生OK ⇒ 企業再生(外科手術必要)

 ・銀行対応 債権売却
  ⇒ 再生可能性あり ⇒ 企業再生(外科手術必須)但し、RCC(債権回収機構)と連携要


何を重点的に見るかは、次回へ繰り延べとします。
posted by うまとら at 13:18| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業再生ビジネス

おはようございます。
うまとらです。

今日は、ちょっと診断士っぽいお話をしましょう。
トラネタばっかだと教養に欠ける人間だと思われるみたいですので。

企業再生ビジネスについてです。

うまとらは、中小企業の再生ビジネスのお話ししか出来ませんので悪しからず。
大手企業の企業再生については、ニュースや新聞でいろいろ報道されているので
そちらを参考にしてください。

とりあえずは一般的なお話からします。

企業再生とは、
「資金や人材を破綻した企業に投じ、企業価値を高める」
ことを指します。

新聞紙上でよく見かけるとおり、企業再生ファンドがはやっています。
文字通り企業再生ファンドとは、ファンドが再生をビジネスとして投資すること
を指します。
企業再生ファンドは投資先企業を探して、出資者を募り株式を買い取ります。
その後3〜5年で人・資金を注入して経営を改善して企業価値を高めます。
企業価値が高まった段階で、上場もしくはM&Aでキャピタルゲインを得る
ことが目的になります。

一般的な中小企業が上場若しくはM&A出来るようになるのは非常に困難です。
ファンドに融資してもらえる会社はほんの一握り、いやもっと少ないでしょう。

債務超過、赤字になっている中小企業。
そのような会社を相手にするのが中小企業の企業再生です。

どんな会社でも再生できる訳がありません。
では、実際どのような企業が対象になるのでしょうか?

・経営者が再生に向けて強い意志と自信を持っている。
・現状、借入金の返済に困っているが営業利益は計上している。または今後の展開が明るい。
・メインバンクより再生計画の策定を要請されている。または提出したが納得されていない。
・借入金の返済猶予を申し入れているが了解が得られない。
・取引先銀行が複数有り、メインバイク以外の支援が得られない。
・RCC(整理回収機構)に一部の金融機関が債権譲渡してしまった。

上記のような会社がモデルです。
見てもらって分かるようにそうは簡単に企業再生出来る会社は無いんです。

今回はここまで。次はどうやって企業に対応し、何を重点的に見るのか記述します。
posted by うまとら at 09:18| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

東京商工会議所にてM&A無料相談会が開催されます。

こんにちは。
うまとらです。

明日、明後日と東商にてM&A電話相談会が開催される
みたいです。
中小企業のオーナーや経営者はなかなか相談する機会が
無いでしょうから、こういった機会に匿名でも相談する
と良いと思います。

M&A電話相談会詳細
http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-5154.html

posted by うまとら at 17:24| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

中小企業のM&Aについて(5)

先週から今週にかけてほとんど長野で研修しておりました。周りに何も無くて缶詰研修
にピッタリの研修所でした。で、本題の中小企業のM&Aについて今回は中小企業の実
態についてです。
全然スピードアップしてませんね。ごめんなさい。

今までお話してきた中で、中小企業のM&Aは事業承継の有効的な一手段であることは
ある程度知っていただいたかなと思っています。
では、なぜ事業承継が話題に昇るのかをお話したいと思います。

@開廃業率
    94−96 96−99 99−01
開業率  3.7%  4.1%  3.8%
廃業率  3.8%  5.9%  4.2%

86−89年に開廃業率が逆転した以来ずっと廃業率が開業率を上回っています。
廃業を行う理由は様々ですが、その中で大きなウェイトを占めているのが後継者難と
言う問題なんですね。

A事業継続断念の理由
業績不振     38.0%
後継者難     29.0%
当初から一代限り 23.3%
従業員高齢化    2.9%
その他       5.7%
不明        1.2%

業績不振は、企業再生や廃業・清算に進みます。実際のM&A相談でも事業不振で
企業売却を行いたいという案件も多いのが実態です。
次に約30%が後継者難という理由です。息子・娘がいない、いても継がない、親
から見て能力が不足しているという理由です。

では、実際の子供はどう思っているのでしょうか?

B親子間の事業承継
自分が承継      8.3%
自分以外が承継   18.2%
承継しても良い    9.7%
承継するつもり無い 49.5%
未定        14.3%

約50%が承継するつもりが無いと答えています。この状況が後継者難に拍車を
かけている実態があります。

次回は、事業承継が増えている現状についてお話します。
posted by うまとら at 17:49| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月30日

中小企業のM&Aについて(4)

うまとら@大山です。

久々に連載の中小企業のM&Aについてです。
研究会の発表も終わってネタバレがなくなったので、スピードアップしましょう。

前回は清算とM&Aを比べて金銭的なメリットを述べました。
まあ関西人は金にうるさい
とかいろいろご意見も頂きましたが、M&Aはそれだけじゃない!!

中小企業のM&Aの大きな特徴は、

@企業・事業の継続が可能

A従業員の継続雇用が可能

B取引先との関係を継続

な点です。

いわゆる日本型M&Aと言われるのがここですね。
創業社長が自分の愛着のある会社や事業が継続できる点と今まで自分と
一緒にやってきた従業員を守ることが出来ます。
また、取引先にも迷惑をかけずに引退が可能です。
清算してしまうと従業員は解雇、当然事業の継承は出来なくなってしまいます。
ここが実は大きなポイントなんです!!!

会社はゴーイングコンサーンが基本です。
私は毎日いろいろな会社の財務諸表を見させていただいています。
最近思っていることは、どうしてここまで財務状況が悪くなったんだ!ということです。
利益は出ている。でも債務超過。もしくは債務償還年数が30年を越えるという
会社もよく見ます。そういう会社に限って顧問税理士がいたりするんですよね。
ところが、節税のために営業循環活動と関係のない不動産等を購入させる。
利益が上がっていなくても役員報酬は減少しない。
そのために借金したりする。回りまわって支払利息で利益を圧縮する。
なんなんだー。って思うことがあるんですよね。
もっと経営を考えて、節税のみだけでなく会社や事業を継続させるという視点も
持って社長の相談に乗ってもらいたいものです。
税務申告もソフトに打ち込むだけ(本当は知りませんが)かどうか分かりませんが、
明らかに数字が間違っている財務諸表を持ってきて、ズブのしろうとのうまとらに
指摘されて気づくとかあるんですよね。
債務超過自体は問題でなく、CFが出ていれば良いというのも正しいので何とも言
えませんがもうちょっと何とかならないかなー。
ついでにもう一つ高齢の社長から相談受けた時に「死ぬまで社長続けるべきだ!」
って大体の場合に助言されるんですが、亡くなられたら従業員は困る、取引先は
連鎖倒産するって事態に陥ることもあるんですよ。しかもキャピタルゲインで第二
のライフワークをおくれる可能性があるのに。もうちょっと多面的に助言してほし
いなー。

すみません。ものすごーく脱線しました。
中小企業において事業継承を考える上で、M&Aは非常に有効な一手段だと言う事を皆さんに
知ってほしいんです。

次回は、事業継承の話をしている根拠である中小企業の実情についてお話します。
posted by うまとら at 11:42| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

中小企業のM&Aについて(3)

うまとらです。
こんにちは。

今日も中小企業のM&Aについてです。
なんか隔週掲載みたいになってきました。
今月末の研究会に向けて資料を頑張って作らないと間に合わなくなります。

では第3回目です。

中小企業のM&Aにおいて、創業者利益を得てハッピーリタイアが可能なことを説明
してみたいと思っています。
今回は、M&Aによる譲渡と解散した場合の比較をしてみます。

企業A
時価総資産:25億円
負債:6.8億円
時価純資産:18.2億円
土地含み益あり。

企業Aは超優良企業といえます。この企業をモデルケースとして説明してみたいと思
います。(うまとらはこんな良い会社を見たことはありませんが、あくまでモデルケ
ースですので。)

ケース1:解散した場合
まず、この会社に土地含み益があるので清算した場合は、まず清算所得に関して、法
人税・事業税・住民税が約9億円かかります。そこで残った9億円をオーナー(株主)
に配当することになります。すると、さらに配当された株主であるオーナーは所得税
・住民税を個別に約5.2億円支払うことになります。そうすると最終的な株主の所
得は4億円となってしまいます。

ケース2:M&Aによる株式譲渡
18.2億円で企業Aが売却できた場合に、オーナーの所得はキャピタルゲイン課税
の20%だけですみます。そうすると3億6200万円の税金だけで済み株主の所得
は14.56億円になります。

なんと3倍以上、清算より株式譲渡した場合の方が株主所得が多い計算になります。
ただし、これは机上の計算であり実際にはもっと差が出ます。清算する場合には、資
産のうちで現金化できないものが非常に多くあります。例えば工業用地を売却しよう
とすると、解散のための売却ということが不動産業界に知れ渡って2割〜3割引きを
要求されます。また、更地渡しを要求された場合、簿価に数千万で建物が計上されて
いたとしても0円評価となるだけでなく撤去費用が数千万かかる可能性もあります。
棚卸資産や機械、材料等も二束三文でしか売却できません。にも関わらず負債が減少
することはありません。したがって実際の時価純資産より遥かに少ない金額しか手許
に残らないケースが多くあります。場合によっては社長の借金だけ残ってしまうとい
う可能性すらあります。
それだけ会社の廃業・清算はリスクが大きく、大変だということです。

M&Aでは、時価純資産に営業権としていわゆる「のれん代」が加算されるケースが
多々存在します。一般的には経常利益の3年分を時価純資産に加算します。

M&Aによる株式譲渡と会社の清算・廃業にはこれだけの差があるのです。

次回は、社長の手取り以外のメリットを挙げてみたいと思います。



posted by うまとら at 15:43| 千葉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月09日

中小企業のM&Aについて(2)

こんにちは。
うまとらです。

中小企業M&Aの連載2回目です。
ちょっと間が空いてすみません。

中小企業のオーナーの悩みとして「後継者がいない」が近年増えています。
2004年度の中小企業白書でも述べられていますが、60代以上の中小企業の
オーナーは40.3%もいます。50代以上となるとなんと67.6%です。
中小企業の年齢別成長率として、60歳代で▲1.0%、70歳代で▲4.3
%となっています。60歳を超えたところで円滑に経営者交代が出来ること
がもっとも望ましいと言えます。
中小企業白書では、19.2%の企業が後継者がいないという現実があります。
更に、最前線で相談を受けている立場で見てみると後継者がいると答えた経営
者の中でも、「実は息子が継がないと言っている」「従業員が継げなかった」
というケースをよく見かけることから、現実的には4割程度の中小企業が後継
者難に苦しんでいるのでは無いかと感じています。

じゃあ、後継者がいない会社で事業承継をする方法はどんな方法があるのか
考えてみましょう。

実はそんなにパターンは多くありません。大別すると次の4つに絞られます。
@従業員に継承
A清算・廃業
BIPO(株式公開)
CM&A(会社譲渡)

このうちIPOは、超優良企業じゃないと難しいですね。株式公開をすると
いうことは社内体制もしっかり構築しないといけないし、余分なコストもか
かったりします。一般的な中小企業にとって現実的な方法とは言いがたい
のではないでしょうか?

次は、従業員に継承ですがこれは実は非常に難しいんですよ。社長が取締役
のbQに継承させたいといったケースは多々あるのですが、実際にその継承
する従業員にかなりの財務的な負担が発生します。例えば資本金10百万円で
剰余金が40百万あるとして、利益が平均20百万出ていたとしましょう。簡単
に計算するとこの会社の企業価値(この話はあとでしますね)1億円なんで
す。従業員がその1億円を支払って会社を買い取らないといけないんですよ。
半分でも5千万ですしね。更に会社の負債部分、一般的に中小企業は社長の
個人補償で銀行より融資を受けているケースが多いです。ここも保証人を
書き換えて従業員が個人補償をしなければいけなくなります。そんな負担を
負ってまで会社を継いでくれる従業員(いわゆる他人)がいるケースはまれ
なんです。

3番目は清算・廃業ですが、これは最後まで避けたいケースです。仕入先・
販売先に迷惑をかけるだけでなく、従業員も解雇しないといけなくなります。
更にいろいろ整理していくと社長には膨大な負債だけ残るといったケースも
あります。

そこで出てくるのがM&Aなんです。金銭的なメリットは次回以降に説明
しますが、M&Aが出来れば従業員も継続雇用が出来るし、何より取引先に
迷惑をかけずにすみます。

でも、まだまだM&Aは中小企業の社長さんに知られていません。今回の
ライブドアの騒動のせいで、逆に負のイメージを持たれたり自分の会社には
縁のないものだと思っている経営者が多いのが現実です。

そうじゃないよというところをもっともっと知ってもらいたいとうまとらは
思っています。

じゃ次回には、M&Aと清算を比べたときのメリットをお話します。
posted by うまとら at 18:25| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月02日

中小企業のM&Aについて(1)

こんばんは。
うまとらです。

今日からちょっとうまとらのお仕事の関係を記載していきます。
中小企業のM&Aとはなんぞやというテーマです。

今月末の若手診断士勉強会用に中小企業M&Aのテーマで資料を作って
いるのですが、書面にすると堅苦しくなっちゃってきてます。
ブログでは少々気楽に中小企業の社長さん、まあ最低でも診断士受験生
が理解出来るようなレベルで語っていきたいと思っております。

ところで、皆さん中小企業のM&Aとはどんなイメージを持って
いますか?

最近、ライブドアとフジの買収合戦が繰り広げられたおかげで
M&Aがお茶の間の用語として通用するようになってきました。
当然、中小企業の社長さんもM&Aなんて言葉を知るようになり
今までよりうまとらのところへ相談するケースも増加しています。

で、中小企業のM&Aについてですが、フジとライブドアの買収
合戦とは全く違うものだと考えてください。
今回、中小企業の扱いは未上場としておきます。
未上場の会社をどうやってM&Aすれば良いのかわかりますか?

いろいろ方法はありますが、最もポピュラーなのはやっぱり株式
譲渡なんですね。
でも上場してませんよね。市場では買えません。じゃあどうする?

買い手さんと売り手さんが仲良く株式の譲渡に賛成した場合のみ
未上場企業では株式譲渡が成り立つんですよ!


この前なんて買手希望の会社から未上場の会社をLBOで買いたい
なんていう話がありました。
ちょっとホリエモンに毒されていますねーーー。
敵対的買収は、中小企業のM&Aには存在しないんです。
(ほとんど・・・)

診断士の勉強した人だったら一度は聞いたことがあるでしょう、
「企業価値」の概念が買収・売却価格のところで出てきます。
これはまた今度にしましょう。診断士試験の世界と実際の世界は
全然ちがいますよ。

じゃあちょっと長くなったのでまた次回にしますね。

ではでは。
posted by うまとら at 20:34| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | M&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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